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令和7年度日本表面真空学会 九州支部学術講演会での学生講演奨励賞の受賞


 和7年度日本表面真空学会九州支部学術講演会(九州表面・真空研究会2025)において、佐賀大学大学院理工学研究科物理学コース博士前期課程2年の松藤那央樹君が「角度分解光電子分光法を用いたAu(111)上亜鉛フタロシアニン超薄膜の2次元配列」の講演題目で成果を発表し、学生講演奨励賞を受賞しました。
 亜鉛フタロシアニンは典型的な有機半導体として知られ、有機デバイスなどの様々な応用が期待されている分子です。受賞者らは、Au(111)基板上に亜鉛フタロシアニンの単分子層を成長させ、シンクロトロン光を用いた角度分解光電子分光測定を行うことで、基板表面の構造変化および分子の2次元配列に関する知見を得ることに成功しました。
本研究は、佐賀大学シンクロトロン光応用研究センターで行われました。当センターは、大学院理工学研究科電気電子工学コース・物理学コースより大学院生を、理工学部理工学科電気エネルギー工学コース・電子デバイス工学コース・物理学コースより卒研生を受け入れ、シンクロトロン光に関わる最先端の実践教育を行っています。今後も世界最先端の応用研究と次世代の科学技術分野を担う人材の育成を行っていくことで、地域や社会に貢献していきたいと考えています。

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受賞学生および学生講演奨励賞の賞状

【本件に関するお問い合わせ先】

佐賀大学シンクトロン光応用研究センター 山本 勇
e-mail: yamamo(a)cc.saga-u.ac.jp


  2025/07/25   eguchi